■2020年5月4日 日経ビジネスでも注目されたDXの動きとHRテック
緊急事態宣言の現在、なんといっても評判なのが、オンラインイベントの開催です。
Microsoft Office365の一つであるMicrosoft Teamsを使ったもの、急成長の米国ベンチャー企業
が推進するZoomを利用したものが評判です。
今回は、多くの企業から信頼を得たOffice365のTeamsを利用した事例を紹介する。
===============================================================================
1. 日経ビジネスでも注目されたDXの動きとHRテック
2. 従来のSTEM教育だけでなく、ソフトスキルが問われる時代
3. Office365の一つであるTeamsを使うと会社の情報システムの支援が得られる
4. 第62回 戦略的人材マネジメント研究会:2020年5月22日(金)オンライン開催
HRテックと現実と将来、従業員体験EXをHRテックで実現するには!
5. 将来志向のSHRMコンピテンシー研究会 オンライン開催のお知らせ
===============================================================================
----------------------------------------------------------------
1. 日経ビジネスでも注目されたDXの動きとHRテック
----------------------------------------------------------------
すでに発売された3月30日号の日経ビジネスでは、「経営改革の最終兵器、DXとは何?」の
特集記事が掲載された。このDXは、Digital Transformationの略で、経営改革を行う手段として、
注目されている重要なテーマになる。
このDXをHR分野で実践しようとしたものが、HRテックである。
DXは、2004年に提唱され、決して新しい理念ではない。
しかし、社内での多くの誤解やソフトの機能の未熟さ、ソフトの使い勝手の悪さが原因して、
DX普及が進まなかった経緯がある。
そのうまく行かなかった理由の分析、社内での抵抗勢力の状況を分析している大変興味深い、
意欲的な記事になる。
本気でDXを導入した先進企業が大きな成長を遂げており、遅れをとった企業は、忘れさられていく
ことになると、過去の実績が示している。
その中で、HRテックは、グローバル人材マネジメントの中核になる基本トレンドとも言える。
その、最初の一歩となるのが、オンラインTV会議の導入である。
その中でも、People Analyticsの動きは、グーグル等の欧米企業だけでなく、英国の航空関連企業、
中東のコンサル企業tanfeeth、複合的な国際企業のSodexo、オーストラリアのCommon Wealth
銀行等の成功企業にて、導入された。
----------------------------------------------------------------
2. 従来のSTEM教育だけでなく、ソフトスキルが問われる時代
----------------------------------------------------------------
従来の教育では、STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)教育が一番重要だと
されたが、これからは、STEMだけでなく、人材マネジメント等のソフトスキルが非常に重要になる。
これからのキャリア意識は、人生100年時代を見据えて、「絶え間ない努力を重ねることで、
一生成長を続けることであり、社会に必要な人財になり、より充実した人生を過ごすためとの考え方
から、職場での支援が欠かせない」ものになる。
キャリアは、企業から与えられるものではなく、自ら作り上げるものだが、その学習の機会の提供が
できているかが求められる。つまり、
(1)職場での従業員体験の機会の提供
(2)最新のキャリア意識形成への支援
(3)新しいリーダーシップの考え方を実践する機会の提供
を求めている。これらの機会提供や意識改革が十分になされたかのか、それが職場のメンター、
マネジャーにも求められ、その実践力が評価される時代なのだ。
この基本的概念は、「我が国産業における人材力強化に向けた研究会(人材力研究会)報告書、
経済産業省発行、2018」に取り上げられ、現実、その実現への取組が進んでいる。
-------------------------------------------------------------------------------------
3. Office365の一つであるTeamsを使うと会社の情報システム部の支援が得やすい
-------------------------------------------------------------------------------------
TV会議システムソフトとして急成長のZoomは、顧客情報の垂れ流しや、セキュリティにきちんと
対応していないとして、カルフォルニア州では、株主集団訴訟の最中だ。
同社の社長も、ユーザーからの厳しい指摘に対して、現在真剣に対応中との弁明をしているが、
自社だけでは、実現できないこともあり、セキュリティ関連企業を最近になって買収したことを
日経新聞、日経ビジネス、日経IT等、日経グループの各紙で報じている。
このような状況もあり、グーグル等外資系企業、多くの教育機関、政府機関では、使用制限或いは
使用禁止の状態にあるが多く、会社の情報処理部門ともよく相談して処置することだ。
こちらは、元々Skype userであり、Skype for businessに切替える予定だったが、来年2021年
7月でサポート中止とのことなので、Office 365に搭載のTeamsを採用した。
最新のTeamsは、従来のSkype for businessより、機能アップしており、セキュリティ機能が
向上し、Office365の管理センターの管轄下にある。
従来、Office関連ソフトのマニュアルは、わかりにくいこともあり、色刷りの「よくわかる」等の
多くの解説本が販売されているが、クラウド版Microsoft365の発表に伴い、日本マイクロソフト
自ら、教育向けのオンライン授業の手引きやオンラインイベントの進め方の手引き等を発表し、更には、
多くの関連ベンダーもわかりやすい手引きをオンライン上で発表している。
Microsoft Teamsの場合は、招待状を送ったユーザー・ゲストの認証システムが確かで、安全性が
高いが、Zoomでは、設定は簡単だが、IDコード、パスワードを知られると、簡単に繋がる可能性が
ある。
また、日経新聞・日経ビジネスの報道によると、サイト上のセキュリティ保護の問題があり、顧客情報
の盗難が相次ぎ、裏サイトで、顧客情報が売られているとの話もある。
------------------------------------------------------------------------------------------
4.第62回 戦略的人材マネジメント研究会:2020年5月22日(金)オンライン開催
HRテックと現実と将来、従業員体験EXをHRテックで実現するには! Part1
------------------------------------------------------------------------------------------
JSHRM会員の方は、JSHRMのインサイト記事として、「HRテックの現実と将来」と題して、
記事が掲載されたが、ご覧頂けましたか? 詳細は、こちら
まだ、JSHRM会員でない方は、お試し会員(無料)に申込むだけで、閲覧可能だ。
これだけでは、十分理解が出来ない方のため、次回の戦略的人材マネジメント研究会にて、補足説明
や皆さんの疑問にお答えする機会をオンラインで実施する予定です。
興味をお持ちの方は、下記サイトをご覧になり、申し込みください。
多くの積極的な方の参加をお待ちしております。
Part2は、9月29日(火)に開催します。詳細は、こちら
申し込みは、こちら
---------------------------------------------------------------------------
5. 将来志向のSHRMコンピテンシー研究会 オンライン開催のお知らせ
---------------------------------------------------------------------------
4月より、SHRMコンピテンシー研究会では、Microsoft Teamsを利用して、オンライン開催する
予定です。
5月は、次の予定で、オンライン開催の予定で、参加希望の方は、こちらから
申込みすると、招待メールとテレビ会議の手順資料が届きます。
◆開催日:2020/5/20(水)19:00-21:30 オンライン開催
◆テーマ:将来志向のグローバル人材マネジメントを皆で考える研究会
これからの学習機会の提供と人材開発でのコンピテンシーとは?
◆参加費:JSHRM 会員・お試し会員の方は、当分の間は、参加無料とします。
◆実施方法:今後は、オンライン会議形式にて、開催予定です
尚、今後、こちらにも、逐次最新情報を掲載しますので、ご覧ください。
|